2025年6月の記事一覧

2025/06/27【リスの石像】

星陵会館(食堂)の東隣に「リスの石像」があるのを知っていますか。先日、事務室から回ってきた書類の中に、リスの石像の由来について書かれた資料がありました。おそらくあまり知られていない話だと思いますので、ここに紹介しておきます。

制作者は、本山清さん。1975年(昭和50年)に全部で5基が制作され、最初は中央区の三宮神社前の歩道(大丸神戸店の近く)に設置されていたそうです。しかし、阪神・淡路大震災によって破損したり、劣化が進んだため、やむなく撤去されました。その後、神戸三宮ライオンズクラブの会員であった河合義雄さん(星陵高校2回生・神戸商業高校69回生)が保管することになりました。

2005年(平成17年)、新聞に「リスがいなくなって寂しい」という読者からの投書が掲載され、河合さんが移設先を探した結果、本校同窓会が寄贈を受けて設置することになりました。残りの4基については、神戸商業高校、中央区の雲中小学校と熊内八幡宮、そして須磨区の幼稚園(園名は不明)にそれぞれ設置されたそうです。

下の写真は、神戸商業高校に設置されているリスの石像です。微妙に姿形が違います。いつか5基すべてをめぐる「リス巡り」をしてみるのもいいかも・・・と思いました。

2025/06/18【学校周辺地域清掃】

6月18日(水)の放課後、地域貢献活動の一環として、学校周辺地域清掃を行いました。生徒指導部・総務部・生徒会の主催で、各クラスの美化委員やPTAの皆様にお世話になりました。皆さん、お疲れさまでした。

活動は、北は学が丘南公園、南は星陵台3丁目バス停までと、かなり広い範囲にわたって行われました。すべてを見て回ることはできませんでしたが、私は1班(学が丘南公園)に少しだけ同行しました。

公園に到着したときは、落ち葉は多いものの、あまりゴミは見当たらないように思えました。しかし、目を凝らしてよく見ると、意外に多くのゴミが落ちていることがわかりました。

生徒会役員の指示は的確で、生徒たちは一人一人が真剣に取り組んでいました。一緒に動いていると、あっという間に汗だくになりました。自分も、もっと準備を整えて(服装を替え、軍手やゴミばさみを持って)しっかり取り組むべきだったと反省しています。

ふと、こんなエピソードを思い出しました・・・
メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手は、グラウンドに落ちているゴミを拾うことで知られています。高校時代、監督から「ゴミは人が落とした運、拾うことで自分にツキを呼ぶ」と教えられたことがきっかけだったそうです。大谷選手の魅力は、成績だけでなく、こんな誠実で謙虚な姿勢にもあるように思います。

 

2025/06/13【教育実習】

5月26日(月)から、6人の教育実習生が本校で実習を行いました。期間は2週間(1人は3週間)で、6月13日(金)をもって全員の実習が終了しました。教育実習生の皆さん、本当にお疲れさまでした。

実習期間中には、それぞれの研究授業を見学しました。黒板とチョークを使った昔ながらの授業もあれば、プロジェクターの映像のみで板書を一切行わない授業もあり、多様で興味深かったです。まだ改善の余地もありますが、どの実習生も意欲的に取り組んでおり、頼もしく感じました。ぜひこういう若者たちに教員を目指してほしい、と思いました。

6月12日(木)に行われた体育の研究授業だけは、出張のため見学することができなかったので、教頭先生に写真を撮ってもらいました。以下がその時の様子です。

また、実習生の授業を見学している中で、星陵生の授業態度にも感心しました。話を聞くときには集中して聞き、班での話し合いでは積極的に意見を出し合う姿勢が見られ、どのクラスでも授業にメリハリがあって、とても素晴らしかったです。

さらに、HR教室から見える明石海峡大橋にも心を打たれました。特に、日が少し落ちた頃に見える姿は格別で、こんな環境で学べる星陵生が、心からうらやましく思えました。

 

2025/06/01【県高校総体】

6月1日(日)県内各地で県高校総体が開催されました。星陵高校の生徒が出場したいくつかの競技を観戦して回りました。以下は、その観戦記です。

☆陸上競技(於:ユニバー記念競技場)
男子100m準決勝。星陵高校からは予選を勝ち抜いた2年生と3年生の2人が出場。県内トップ16に2人が入るというだけでも、すでに快挙です。
準決勝1組で2年生が3位に入り、見事決勝進出を決めました。その後は他の競技の応援に向かうため、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしました。後で確認したところ、決勝では10秒90のタイムで5位に入り、近畿大会出場を果たしていました。

☆男子バレーボール(於:星陵高校)
明石西高校との対戦。勝てば県ベスト16入りと同時に近畿大会出場が決まる大一番でした。試合は多くの観客が見守るなか、熱気に包まれてスタートしました。
結果は2-0(25-17・25-19)で快勝。堂々たる戦いぶりで、見事に近畿大会出場を決めました。一見すると危なげない試合運びに見えましたが、実はケガを抱えながら出場していた選手もいたとのこと。そうしたハンデを感じさせない、素晴らしい戦いぶりでした。

☆男子フェンシング(於:星陵高校)
東播工業高校との男子団体戦。フェンシングの試合を生で観戦するのは初めてで、剣先の動きがあまりにも速く、どのようにポイントが入るのかは正直よくわかりませんでした。
序盤は劣勢で、さらに足を負傷する選手も出る苦しい展開でしたが、そこから大逆転勝利を収めました。試合後の力強いガッツポーズからも、この試合がいかに劇的だったかが伝わってきました。この勝利で、全国インターハイ出場が決定しました。

☆男子バスケットボール(於:兵庫高校)
ベスト8進出をかけて、尼崎双星高校と対戦。会場に到着したのは第2クオーターの途中でした。その時点では完全に劣勢で、素人目にも攻めあぐねている印象を受けました。
しかし、第4クオーターに入り、3ポイントシュートが次々と決まって、一気に流れを引き寄せます。延長戦では相手に焦りも見られ、最終的に70-66で勝利。悲願の近畿大会出場を果たしました。

幸運にも、観戦したすべての競技で勝利し、上位大会への出場を決める瞬間に立ち会うことができました。各部の皆さん、本当におめでとうございます。
これまで支えてくださった多くの方々への感謝を忘れず、これからもさらなる高みを目指して努力を続けてください。機会があれば、また応援に行きます。