総合的な探究の時間
8月18日(火),本校生徒が京都大学生存圏研究所の居住圏環境共生分野を訪問し,シロアリをテーマとしたフィールドスタディを実施しました。今回の研究室訪問では,世界有数の規模を誇る居住圏劣化生物飼育棟の見学に加え,シロアリの巣の観察や実際に解剖を行う実習を体験し,最先端の研究現場で生物の多様性と共生システムについて理解を深めました。
飼育棟の見学では,厳重に管理された施設内で無数のシロアリが緻密な社会構造のもとで集団生活を送り,精妙に巨大な巣を構築していく様子を間近で観察しました。続く解剖実験では,生徒一人ひとりが微細なピンセットを用いて指先に意識を集中させ,シロアリの小さな体から慎重に腸管を取り出す作業に挑みました。取り出した腸管を顕微鏡下で観察すると,そこには肉眼では見えない驚くべきミクロの世界が広がっていました。 ひとつの生物が秘める多様な可能性に触れた今回のフィールドスタディは,参加生徒にとって科学的探究心を大きく揺さぶる貴重な機会となりました。温かく丁寧にご指導・ご案内いただきました京都大学生存圏研究所の先生方ならびにフィールドスタディを調整,同行していただいた㈱チューガイの皆様に心より感謝申し上げます。
(京都大学生存圏研究所のホームページで紹介されました。)
7月15日(水)に開催した「星陵探究Day」の座談会にて,地域の企業や行政のプロの方々からいただいた厳しいツッコミや熱いアドバイス。それらをもとに生徒たちが夏休み期間を利用して各現場へと足を運ぶ「フィールドスタディ」を実施しました。事前準備で研ぎ澄ませた「問い」と「仮説」を携え,実際に社会の最前線で学びを得た当日の様子をご報告します。
■国土交通省近畿地方整備局 兵庫国道事務所様(神戸西バイパス工事現場)
7月29日(水)の午前に訪問した兵庫国道事務所様では,現場事務所にて事業概要や工事工程について詳しい講義を受けた後,実際に建設が進む神戸西バイパスの工事現場を見学させていただきました。星陵探究Dayで掴んだ「社会インフラの課題」を確かめるべく,生徒たちは間近で見るダイナミックな現場のスケール感に圧倒されつつも,緻密な工程管理や徹底された安全対策,そして地域を支える技術と工夫について深く学ぶことができました。
■昭栄堂製菓株式会社様
7月29日(水)の午後に訪問した昭栄堂製菓様では,社長様をはじめ,お菓子の製造ラインを統括するお二人の責任者の方々から直接お話を伺う貴重な機会をいただきました。生徒たちはものづくりのリアルな現場の考え方や商品にかけるこだわりを学ぶとともに,座談会でのフィードバックを踏まえて再構築した自らのアイデアや提案を直接ぶつけ,プロの視点からの助言を受けながら対話を深めました。
■垂水区選挙管理委員会様
8月4日(火)の午後に訪問した垂水区選挙管理委員会様では,立候補者役の模擬演説の聴講をはじめ,実際の記載台や投票箱を使用した模擬投票,緊張感のある模擬開票作業,さらには最新のネット投票までの一連の流れを体験しました。多くの生徒にとって初めてとなる選挙現場の体験であり,星陵探究Dayで投げかけられた「若い世代の政治参加や公平な運営」というテーマに対し,厳格なルールのもとで選挙を運営する裏側の取り組みを知ることで,将来の主権者としての自覚を高める時間となりました。
星陵探究Dayでの座談会から今回のフィールドスタディに至るまで,ご多忙の中,生徒たちを温かく受け入れ,質の高い学びの場をご提供いただきました,国土交通省近畿地方整備局 兵庫国道事務所様,昭栄堂製菓株式会社様,垂水区選挙管理委員会様の皆様に心より深く感謝申し上げます。
学校内での対話から一歩踏み出し,実際の現場で活躍される方々の情熱やリアリティに直接触れられた経験は,生徒たちが後半の探究活動をさらに深めていく上での大きな糧となりました。温かいご指導とご協力,本当にありがとうございました。
7月15日(水),全校で探究活動を推進する「星陵探究Day」を開催しました。各学年・コースがそれぞれのフェーズに応じた発表やワークショップに挑み,校内全体が活気に満ちあふれた1日となりました。要点を絞って当日の様子をお伝えします。
■3年生:探究活動の集大成「最終発表」
3年生全員にとって,これまでの探究活動を結実させる最終発表会を実施しました。当日は神戸経済同友会より10名の経営者の方々を講師にお招きし,生徒たちの探究成果に対して,プロの視点から温かくも鋭いフィードバックをいただきました。
■2年生(1~6組):「探究アイデア&今後の計画」発表
2年1~6組では,これからの探究活動を本格化させるためのアイデア発表を行いました。発表までに,生成AIと壁打ちを行い,「どのようなテーマ・仮説で取り組むか」「夏休み以降どんな情報収集を行うか」を4枚のスライドに凝縮してアウトプットし,今後の活動に向けたロードマップを共有しました。
■生命科学類型1・2年生:「コラボ発表会」
1年7組と2年7組による縦割りコラボ発表会を開催しました。2年生が見本として探究活動の発表を行い,1年生と交じって質疑応答や相互評価を実施。最後は大講義室に全員が集合し,1年生からのリクエストに応じた追加発表を行うなど,生命科学類型内での学びのバトンを繋ぎました。
■1年生(1~6組):「社会課題プロジェクト」座談会
1年1~6組では,神戸市部局(選挙管理委員会様・建設局公園部様・垂水区様)や地域企業(窪田工業様・チューガイ様・とうふ屋尚ちゃん様・昭栄堂製菓様)の方々をお迎えし,ピッチ形式の座談会を行いました。
前日準備では,1分間で仮説と壁を伝えるピッチ原稿の作成,役割分担(スピーカー・タイマー・メモ),AIを活用した問いの深掘り,模擬座談会による最終調整を徹底的に実施しました。
発表当日は,大人の方々へ1分間でロジックを伝え,プロ目線でのアドバイスを収集。最後の1分では「夏休みのフィールドスタディ」についての逆質問を行い,得たヒントをもとに夏休みの具体的な行動計画を確定させました。
「星陵探究Day」開催にあたり,ご多忙の中ご来校いただき,生徒たちの学びを熱く支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。
地域や社会のプロの皆様と直接対話できた経験は,生徒たちにとってかけがえのない財産となりました。今後とも本校の探究活動へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
「人工芝であそぼう!星陵スポーツフェスタ2025」に関する最新情報は本校HPとInstagram公式ページにてお知らせいたします。
・当日は駐車場はございません。公共交通機関を利用してご来場ください。
・当日雨天の場合中止(小雨決行)となります。中止の場合、HPとInstagramにてお知らせいたします。
その他お問い合わせは担当永添までお願い申し上げます。
【クラウドファンディングについて】
イベント実施に向けたクラウドファンディングを実施しております。支援サイトのポストで活動状況をご確認いただけます。ご協力お願い申し上げます。
12月22日(月),本校にて「探究活動中間発表会」を開催しました。1年生と2年生がこれまでの探究成果を報告し,外部のアドバイザーや仲間からのフィードバックを受ける,非常に熱気あふれる一日となりました。
1年生は「神戸市政課題プロジェクト」の進捗報告を行いました。生徒たちは「選挙」「子どもの居場所」「都市公園」「須磨区」「垂水区」「西区」という6つのテーマに分かれ,神戸市の各担当部局から提示されたリアルな「ミッション」の解決に取り組んでいます。当日は市職員の方々を前に,現状分析や自分たちが考えた解決案のプロトタイプを提示しました。職員の方々からいただいた専門的なフィードバックやアドバイスは,生徒たちにとって自分たちの視点に欠けていた「行政の現場感覚」や「市民ニーズの多様性」に気づく大きなきっかけとなりました。今回得た知見をもとに,3月の最終発表に向けた具体的な方向性を練り直していきます。
2年生は,自らの興味・関心を深掘りした探究発表を行いました。講師として神戸経済同友会から多くの経営者の方々をお招きし,「政策が経済に与える影響」から「AIを活用した技術開発」まで,多岐にわたるテーマでプレゼンテーションを披露。第一線で活躍するプロの視点から,論理性や社会への実装可能性について厳しいながらも温かい講評をいただき,探究の質をさらに高めるためのヒントを多く得ることができました。
発表形式は,両学年とも「発表6分・講評2分・相互評価2分」という構成で実施しました。限られた時間で要点を的確に伝え,多角的なアドバイスを即座に吸収して自らの評価に繋げるこの流れは,生徒たちのプレゼンスキルとリフレクションの力を大きく引き出すものとなりました。
2学期,学内外での様々な研修や発表を経て,星陵生の「探究する力」は着実に進化しています。
お忙しい中,ご来校いただき熱心にご指導くださった神戸市役所・区役所のみなさま,神戸経済同友会のみなさまに心より感謝申し上げます。
本日12/21に開催を予定しておりましたイベントは、降雨のため、誠に残念ながら中止とさせていただきます。楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。なお、以下の通り代替開催が決定しましたので、ぜひご参加ください。
■代替開催について
開催日時:2026年1月12日(月・祝)13:00 〜 16:00
■お申込み(再登録のお願い)
代替日(1/12)への参加をご希望される場合は、お手数ですが再度、以下のフォームよりお申込みをお願いいたします。(1/8〆切)
なお、最新情報はイベント公式Instagramにて行います。ぜひフォローをお願いいたします。
厳しい予選を経て選出される「コンテスト部門」には,本校から「調理方法が野菜のビタミンCに与える影響」というテーマで1名が出場しました。身近な食材である野菜を対象に,茹でる・焼くといった調理工程が栄養素にどのような変化をもたらすのかを,緻密な実験データをもとに論理的に構成した発表は,審査員や他校の生徒からも高い関心を集めました。質疑応答では,専門的な視点からの鋭い問いに対しても,自身の実験結果に基づき堂々と回答する姿が印象的でした。
一方,ポスター発表を中心とした「オープン部門」には,「JR神戸線のダイヤを利用者にとってより便利なものにするために」というテーマで1名が出場しました。日々の通学や生活に密着した公共交通機関を対象とし,独自の視点で利便性の向上を提案する内容は,聴衆に多くの共感と気づきを与えました。ブースを訪れた他校の生徒や先生方と熱心に対話を重ね,異なる視点からの意見を取り入れることで,自身の探究をさらにブラッシュアップさせる有意義な時間となりました。
一日を通して,他校のハイレベルな探究活動に触れることは,参加した生徒たちにとって大きな刺激となったようです。自分たちの問いを深めるだけでなく,他者の発表を聴き,対話を重ねることで得られた学びは,今後の活動における大きな糧となるはずです。
星陵高校はこれからも,校内での学びにとどまらず,外部の発表会や交流の場へ積極的に挑戦する生徒たちを全力で応援していきます。貴重な機会を設けてくださった関西学院高等部のみなさま,そして当日対話してくださった中・高生のみなさんに心より感謝申し上げます。
本校3年生の「神戸市政課題プロジェクト」に取り組んだ選挙グループの成果が、このたび神戸市の公式な啓発活動として実現しました!
1学期に、生徒たちが神戸の未来を担う一員として、真剣に向き合って議論を重ねた投票率向上策。その熱意と創造性に満ちたアイデアが、神戸市長選挙等の啓発活動「あなたの、強き一票を。」に採用されることになりました。
この取り組みは、9/22(月)の神戸市記者発表にて正式にリリースされました。生徒たちが自らの手で考え抜いた提案が、多くの市民に投票を呼びかけるという重要な役割を担います。
生徒たちの「神戸市政課題プロジェクト」は、単なる学習活動にとどまらず、社会に貢献する具体的なアクションへと繋がりました。今回の実現を機に、生徒たちはさらなる自信と未来への希望を育んでいくことでしょう。
7月16日(水),全校生徒が日頃の探究活動の成果を発表し合う【星陵探究Day】を初めて開催しました。学年ごとに異なるテーマで発表や聴講を行い,学びを深めました。
〈3年生〉
探究活動の集大成として,「自分の興味・関心に基づく探究活動」と「神戸市政課題プロジェクト」の二つのテーマで発表。前者は神戸経済同友会の経営者,後者は神戸市の担当部局・区の方々から専門的なご講評をいただきました。
〈2年生〉
探究活動のスタートとして,「ゼミ別活動報告会」を実施。今後の探究計画を発表し,3年生の発表を聴講することで,探究テーマの深め方やプレゼンテーションの工夫など,多くの学びを得ました。
〈1年生〉
10月から始まる「神戸市政課題プロジェクト」に備え,3年生の同プロジェクト発表を聴講。先輩たちの発表を通じて,市政課題への具体的なアプローチ方法や活動のイメージを掴みました。
【星陵探究Day】は,生徒たちが自ら課題を見つけ,多角的に考察する探究活動の重要性を改めて認識する貴重な機会となりました。