2025/04/24【総合的な探究の時間(2年生)で課題設定と情報収集の基礎を学ぶワークを実施しました】

 総合的な探究の時間(2年生)では、前回実施した「課題の設定と情報の収集」に関する導入講義の復習を目的としたワークを行いました。

 今回のワークでは、「スマホのスクリーンタイムが1日3時間を超える高校生は、睡眠の質が低い傾向にある。」という仮のテーマをもとに、その疑問点や気になる点、問題点を班ごとに書き出し、言葉の定義を明確にしたうえで、どのような情報を集めるべきかを考える活動を行いました。

 生徒たちは、普段何気なく使っている言葉の定義が曖昧であることに気づき、「睡眠の質とは何か?」「スクリーンタイムにはどのデバイスが含まれるのか?」など、問いを深掘りする大切さを実感。正確な意味を調べ、仮説を立てることの重要性を改めて学びました。

 ワークを終えた生徒たちからは、「言葉の定義をはっきりさせないと誤解が生まれると分かった」「調べる前に仮説を立てることが大切だと感じた」「課題が曖昧だと、どんな情報を集めればよいのかも分からなくなると実感した」といった声が多く寄せられ、探究活動の基本姿勢が少しずつ定着し始めている様子がうかがえました。

 さらに、「スクリーンタイムと睡眠の質の関係以外にも、音楽や夢と現実の関係など、自分の興味のあるテーマも探究してみたくなった」という声もあり、生徒たちが主体的にテーマ設定に向き合い始めている様子も見られました。

 5月からは、いよいよ各自の探究テーマを決めていきます。身近な疑問を出発点に、どのような探究が展開されるのか、今からとても楽しみです。

【総合的な探究の時間】